ティアラをととのえて☆

K-POP エンタメ 体験記 雑記

EXOとBTS。あの日のファンの感情のベクトル。~初めてのa-nation~

 

EXO  2015/08/30

 

「今日は彼らを守りにきたの」私は本気でそう思っていた。

空がどんどん暗くなる。a-nation初登場にも関わらず、まだEXOの出番は来ていない。客席にも暗闇が落ちる頃、「次こそはEXOに違いない」そう思ったファンのペンライトの白い光がひとつ、ふたつと客席を埋めていく。NEXTアーティストとしてEXOの映像がスクリーンに映し出された。悲鳴にも近い歓声。今日一番の大歓声が、胸の奥にジンジン響くほど私を包み込んだ。会場には溢れんばかりのEXOのペンライトの光。隠してしまいたいほど大事に想ってきた彼らは今日、自分達を全く知らないオーディエンスの前で全力でパフォーマンスをするのだ。「泣きそう……」既に感極まりタオルで目元を押さえるファンもいる。メンバーの名前を順番に呼ぶファンの掛け声に、若い男性達が驚いている。振り返って見られても気にしない。「私じゃなくて彼らを見てよ」この味の素スタジアム全体を揺らすかのような歓声と掛け声の答えは、全て彼らにあるのだから。

今日彼らは、羽ばたくのだ。EXOを万人が知ることになる。嬉しいのに悲しい、悲しいのに嬉しい。この感情はなんなのだろう。頬をつたう冷たいものが、雨なのか涙なのか分からないほど……。自分でもおかしいほど、感情の高ぶりをおさえられなかった。「大丈夫。私たちがついているからね。」祈るような気持ちでステージの上の彼らを見つめる。降りしきる雨のなか、EXOは健気だった。妖艶な表情も照れくさそうな笑顔も、全てが可愛くてかっこよくて尊かった。圧倒的な歌唱力とキレのあるしなやかなダンスが、雨の味の素スタジアムを美しくドラマティックに飾った。一体、何人の人が彼らに驚き、目を奪われていることだろうか。きっと今日また沢山のファンが増え、沢山の人に愛されるようになるのだろう。

彼らはファンの誇り。私たちはひとつ。EXOってすごいでしょう?」誇らしくて愛しい。そしてやっぱり少し寂しい。君たちは今日、この手の中から飛びたつんだね。会場を埋め尽くす白いペンライトの灯りが、ぼんやりと滲む。この光全部、あなた達のもの。

 

私は今日の日を、きっとずっと忘れない……。

 

f:id:runkpoplong:20171111140641j:plain

 

 

BTS     2016/08/28

 

「バンタンやっちゃってください!」って感じかな。

それが当日の気持ちだった。彼らに関しては余計な心配がない。顔ペンが増えるかも?それの何が悪いのだろう。売れて売れて売れまくってほしい。

「バンタンてavex所属じゃないんだよ」 「招待されたようなものでしょ?すごい快挙じゃん」

そう。もともとバンタンのa-nation初出演は異例で特別なものだった。そのニュースにファンの誰もが驚いた。彼らは認められたのだ。見えない壁を突破し続け、ファンの想像を越えたチャンスを着々と手にする彼らに感動を覚えない人がいるだろうか。これはチャンスだ。

ファンの私がドキドキしたって仕方がないのに、心臓がバクバクしてくる。「きっと出番は早いはず……」噂はまことしやかに流れていた。味の素スタジアム頭上の空は明るい。客の出入りの移動も空席もまだまだ目につく。生中継の時間にも達していないだろう……。そんな中、NEXTステージのBTSの映像が流れると会場が割れんばかりの歓声に包まれた。ファンはいたのだ。早い時間からこの会場にちゃんと来ていたのだ。その事実に胸が熱くなり泣きそうになる。「すごい!すごいよ!」隣のA.R.M.Yと目で会話する。私達は立ち上がる。空は明るいため、ペンライトの色も全然目立たない。こんな環境は初めてだ。周りのファンもそれを分かっていた。そして「」が大切な応援になると、即座に理解したのだと思う。メンバーを呼ぶ歓声と掛け声が、迷いなく真っ直ぐにメンバーへぶつけられた。誰も人任せにしていない。コンサートよりも、もっとずっと大きな声援だった。ペンライトだって絶対に下げない。灯りの目立たぬペンライトが会場を埋めつくし揺れていた。今日私達は、暗闇も光も華やかな照明もないところで勝負する。きっと生中継もされていない。悔しい。だけどまさにバンタンらしいおもてなしと環境だと思った。出れるだけでありがたい。バンタンもファンも絶対に負けないのだ。彼らを見れば本物が分かる。だからそこの歩いてる人達、ちゃんと見てよ。見てあげてよ。

「バンタン見せてやって!」

そういうファンの想いをステージパワーに変えるのはバンタンの大得意だ。緊張もしているだろうに、微塵も見せない。少し挑発するような表情が、彼らの気合いを浮き彫りにさせる「バンタンだなぁ」そう思った。立派な彼らに、やっぱり少し泣きたくなるけれども、明るいところでは泣けない。ううん。泣くことなんて何もないよね。彼らは完璧だ。ステージを知っている。掌握することができる。いつだってファンの誇りなのだ。バンタンもファンも、盛り上げて盛り上げて最高のステージを作るだけ。

「バンタン最っっっ高にかっこいい!!!」

 

私達には感傷に浸る時間などないのだ。

 

f:id:runkpoplong:20171111141635j:plain

 

 

 

 

 

 

 ゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆

 

a-nationでのEXOとBTSの思い出話でした。9.5割のノンフィクションに、当時のファンの空気感をちょっぴりまとわせております。

人って、のめり込むとコワいよね。(自覚)

なんとなく「あ~~」って共感したり、「そういえば当時のTLもそんな雰囲気あったもねぇ……」とか、「私は違ったなぁ」とか、両グルの違いを感じて楽しんで(?)いただければと思い書きました。とういうか、私が急に書きたくなりました!(今?なぜ??)

 

だってグクに、こんなカッコいい顔させるんだよ!a-nation!

f:id:runkpoplong:20171111142852j:plain

 

フェスは、アーティストにとってもファンにとっても、色んな意味でドキドキな1日になるんですよね。

 

f:id:runkpoplong:20171111142924j:plain

 

フェスって、本当にいいですよねぇ(⊃∀`* )♪

また機会があったら見に行きたいなぁ~☆

 

 

 

ブログランキング・にほんブログ村へ