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ノ・テヒョンの件で思ったこと。考えたこと。

 

 

news.kstyle.com

 

JBJのノ・テヒョンが「ファンを殴る」発言に対して謝罪しました。

詳しくは、上に貼りましたkstyleの記事に書いてあります。

「皆様がタルドクする(ファンをやめる)瞬間、このように殴られますよ」と話しながら、虚空に向かって拳を飛ばした。

この発言と行為について、韓国のファンから非難が殺到したようですね。

 

今回の件の日本のファンの感想を確認してみましたところ、ノ・テヒョン擁護派が多い印象を受けました。

「韓国のファンは応援もアンチも過激だから」「私なら冗談て分かるけど…」「ちょっと過敏に反応しすぎでは?」「そんなに怒ることかな??」「こんなことじゃ、アイドル何も言えなくなっちゃうよ」

……といった感じですね。

 

この件について、皆さまはどうお考えでしょうか。

私は、謝るべき事案であり謝罪してよかったと思っております。

そして、ノ・テヒョンがこの件に関して考えを深め反省したことは、彼自身にとっても、とてもいい機会だったと思います。

 

文章を続ける前にまず、私の立場を明らか何しておくと、ノテヒョンのすごいファンというわけではありません。よく「ファン以外は首を突っ込まないで」という発言を色々な所で見聞きしますので、私は確かにファンではないという立場を明らかにしておきます。そのうえで、書きますので偶然私のブログを読んだ方も、そういう人間が書いたこととしてお読みください。そしてこれは決して興味本位で首を突っ込んでいるのではなく、ても興味深い大切なテーマだと思っています。本国ペンからは彼に対し「ファンをバカにしている」「調子に乗ってる」という意見もあるようですが、それと同様(またはそれ以上に)韓国社会が抱える現状も関係しているように思えるのです。

 

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 今回の言動はですね、つまり現実世界のカップルに置き換えると「別れる時は殴るよ」と言っているようなものなのですよね。愛情を自分に注がなくなった瞬間の応酬は僕からの暴力だ・・・ということを、彼はやってしまったわけです。若い女性をファンに持つアイドルとしてこれはあるまじき言行なわけです。

アイドルは、一人の男性としての模範でもなくてはなりません。普通の男の子ように、ふざけたり軽口をたたきたくなる気持ちは十分に分かります。でも、アイドルは影響力が大きいのです。異性や同性への印象を左右しかねない存在なのです。お付き合いをした経験がないファンも沢山いるはずです。誤った価値観を助長するようなことは、いくら「冗談み」があっても好ましくないと私は思います。いくらファンとフランクな関係を自認していたとしても、物騒なジョークに皆が心から笑えるでしょうか。誰も傷つけない冗談は世の中には探せば沢山あるはずです。

「心が離れた時に殴られる可能性を許す、助長する」という思想に繋がりかねない今回の件は、ファンのみならず、多くの女性の違和感や不満の対象になったのだと思います。今回の謝罪までの一連の流れにより、若いファンは「こういうのは笑い話なんだ」と誤った認識を持ったまま過ごさなくてよくなりました。本当はちょっとこわいと思っていたかもしれません。私のような大人のファンでさえ、「物騒だなぁ」と思うほどの拳の振り方でした。

 

韓国では、デートDVや女性嫌悪が深刻な社会問題になっています(記事を引用しようと思いましたが、自分のブログにリンクを貼ることに抵抗があり控えました。)私は毎日韓国のニュースに目を通しますが、こういった話題はとても頻繁に出てきます。もし大丈夫でしたら、ぜひ検索してニュースをご確認ください。

日本の多くのファンが「そんなに怒ること?」と思えるのは、それだけ平和なことなのかもしれませんが、韓国と日本では事情や意識が少々異なることは肝に銘じたいと思いました。

 

こうしたことを踏まえると、憧れの存在であるアイドルには、やはりそれ相当の品格も求められるのだと思います。アイドルに限ったことではありませんが、大衆の前に立つ人はどこか“お手本”でなくてはいけないと思うのです。「いい姿をお見せします」というのは、歌やダンスや演技だけの話ではないのですよね。

もちろん、この一件のみでノ・テヒョンの人格や性格をどうこう言うつもりはありませんし、私は言える立場でもありせん。ただ、私のように感じた人も中にはいらっしゃいましたので、私が感じたことを改めてブログに書かせていただきました。彼の早々の謝罪を、とても肯定的に受け止めております。きっと思ってもみなかった非難に、彼自身も相当ショックを受けたことと思います。気の毒でもあります。ここは「ひとつ学んだのだ」と思い、新たな成長の糧にしてほしいです。彼、ファンからも支持されるリーダーなんですよね。ぜひまた心新たに頑張ってほしいと思います。

そして彼の一件を、このブログにおいてデートDVと繋げてしまったことに、彼自身への誤解がないようにと思っております。「ノ・テヒョンがそうだ」というわけでは決してなく、そういう価値観を持ち込むべきではなかったよね、という話ですので、その点ご理解ください。